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売り文句に惑わされないで

某化粧品メーカーの化粧水の宣伝文句です。

 

化粧水には、「肌に水分を与える」、「皮脂の分泌を整える」役割があります。

肌が乾燥してしまうと、肌の水分キープ力や外部刺激から肌を守るバリア機能が低下します。

すると、様々なトラブルが起こりやすいお肌に……! 化粧水でしっかりうるおいを補い、肌のバリア機能を整えることが大切です。

 

化粧品があたかもキレイな肌を作るような見事な売り文句です。

 

ところが、国立病院機構東京医療センター形成外科医長・落合博子氏は、「化粧水を使うとかえって肌が不調になることも」と以下のように化粧水の問題点を指摘しています。

 

さて、角質層はもともと、水分や油分を適切に保つ機能を持っていますから、角質層の本来の機能を妨げずにいれば、肌はつねにうるおいを維持できます。

 

化粧水をおすすめしないのは、この角質本来の機能を乱して、肌を弱めてしまうリスクがあるからです。

 

化粧水で疑似的に水分が補われると、角質層の構造が崩れ、細胞間脂質であるセラミドや保湿因子が保持できなくなります。

 

結果的に、キメも荒れて艶を失います。毛穴や小じわ、ニキビなど、さまざまな不調が起りやすくなってしまうのです。

 

美肌を保つのに、高価なスキンケア製品が必須なわけではありません。

 

として、人間に肌は誰にも本来自分自身で適切に保つ機能があり、それを妨げないこと、そして、食事、運動、睡眠などの生活全般の質を高めて、人間に備わった機能を引き出すことの大切さを説いています。

 

同時に、落合氏は著書「美容常識の9割はウソ」で、余計なスキンケアが、自分の肌をかえって弱くしてしまうこと、綺麗な肌を作るために何をすればよいか、肌の仕組みをきちんと知る必要があることを分かりやすく説明しています。

ナチュクリじいさんの辛口コラム

運営会社:暁石鹸株式会社

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